一般社団法人 岡山県病院協会
  会 長  難 波 義 夫



 このたび、一般社団法人岡山県病院協会会長を拝命いたしました。大変な重責に身の引き締まる気持ちで一杯です。
  当協会は、昭和37年に設立され、諸先輩の努力により、半世紀以上にわたり、日進月歩の新しい医療を取り入れながら病院の近代化・合理化を図り、病院医療の充実・向上と地域医療に貢献し、岡山県民の健康増進に寄与するため、県内164の全ての病院が結集したものです。
  設立主体や病院規模はそれぞれ異なってはいますが、全会員病院が一致団結し、活動を続けております。これはとりもなおさず多くの先輩方、会員病院の協力の賜物であり、また当協会の誇りでもあります。
  協会の活動として、医療政策や病院経営・管理のための研修会、多職種職員の能力向上のための研修会、病院職員の福利厚生事業、病院機能評価受審予備講習や他病院への訪問見学など、会員病院への支援を行っています。また、県や医師会等の医療関連諸団体と連携しながら、医療情報ネットワークの推進、ワークライフバランスの環境整備による職員の離職防止・復職支援、県民向けの啓発活動など公益性の高い事業にも取り組んでいます。
  さて、皆さんもご承知のごとく、日本は急速な少子・高齢化が進んでおり、国の財政難・医療費抑制の流れの中、医療・介護のニーズは膨らむ一方、それに投入できる財政に問題があるというジレンマに陥っている状態です。その抜本的解決策として、社会保障制度改革国民会議で、年金のあり方や医療・介護のあり方が提言されました。地域のことは地域住民も参加して、地域で自立的に守り解決しなさいということでしょうが、昨今の予想では、その地域そのものの存在が消滅の危機にさらされており、地域医療の崩壊よりも、地域の消滅をいかに阻止するかの方が問題となっているようです。今こそ、医療・介護の提供側だけでなく、受ける側も一緒になり建設的な議論を踏まえ、この危機を乗り越えようではありませんか。
  当協会は、会員病院が一致団結し、質の高い医療の提供、健全な病院経営を目指し、県民の命と健康をお守りすべく努力して参ります。
  今後ともご支援、ご指導のほどよろしくお願いいたします。

平成26年7月