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 マインドマップ
H24.3月号
 マインドマップ(以下MMという)とはトニー・ブザンが提唱した、私たちの頭の中で起こっていることを絵で「見える化」する思考整理術・発想術のことである。
 MMを利用することで、より短時間に1枚の紙にまとめるノート術が身につき、さらに発想力や想像力が磨かれ、より高度な考えの整理法、記憶力、直感力、集中力、人を察する力が身に付く。
 書き方は、表現したい概念の中心となるキーワードやイメージを中央に置き、そこから放射状にキーワードを広げ、繋げて行く。この方法によって複雑な概念もコンパクトに表現でき、非常に早く理解できるとされる。
 しばしば「図解表現技法」や「ノート術」などと紹介されることがあるが、それよりはトニー・ブサンは脳科学や心理学の知見から、MMを通してメンタルリテラシー(頭の使い方や、学び方を学ぶ力や、学んだことを活用する力のこと)を高めるための思考・発想法と考えるのが適切であると唱えている。
 現在、ビル・ゲイツをはじめ、IBM、ウオルトディズニー、マイクロソフト社などの国際企業ではMMの研修が行なわれ、企業内で取り入れられている。 



マインドマップの例(病院経営再建)  参考出典isc_kuwamura


 マグネットホスピタル
H20.1月号
 マグネットホスピタルは、日本では、医師、看護師や患者さんを磁石のようにひきつける魅力的な病院のことを意味する言葉として使われている。医師・看護師不足の問題を抱える病院が多い今、魅力的な言葉である。

 マグネットホスピタルは看護師の減少を食い止めるために、ANCC(米国看護証明センター)が質の高い看護サービスを提供している病院をマグネットホスピタルとして認定したことに由来する。

認定条件は、

①看護師の指導的立場の確保
②組織に透明性がある 
③病院管理者の意識が高い 
④専門知識が看護に活かせる

 の4点。

 決して質の高い病院が看護師や医師などを引きつける魅力ある病院ということではないだろうが、それでも病院の質が高ければ医師や看護師の要求は満たされる確率が高くなるということかも知れない。
 米国、カナダとの国境近くにロチェスターという人口約10万人の都市がある。冬には-30℃を記録するこの街の訪問者は年間150万人を超える。それは、全世界から、人々がメイヨークリニックという病院を訪れるからというのである。実際、マグネットホスピタルに認定もされているが、これだけ人が集まる病院なのだから、本当にマグネットホスピタルなのだろう。
 マグネットホスピタルというと大きな病院をイメージするようだが、医療職が「働いてみたいな」と憧れるような病院(真のマグネットホスピタル)は、規模には関係ない。さて、自分の施設はどうだろう。

 ミステイクとスリップ
H18.12月号

 医療機関が日頃真剣に取り組んでいる安全対策の項目の一つに、ヒューマンエラーによるインシデント・アクシデント事例がある。

 ヒューマンエラーにはミステイクとスリップの分類があると言われている。

 ミステイクの中で、知識不足により発生させる、「点滴注射を指示された患者さんに対して、皮下注射用の薬剤を静脈注射してもよい薬剤だと思って静脈注射した」とか、自分の知識や経験を過信した結果発生させる、「術前指示で、直前に抗生剤を点滴と指示されているのに、これまでそのような経験が無かったため、指示表を十分確認しないまま、フルメデだけを行い手術室に送った」というような事例が考えられる。

 スリップの事例では、うっかり忘れで発生させる、「抗生物質のキット製剤を実施する際、隔壁を破らず点滴した」とか、勘違いで発生させる、「薬品棚から取り出した点滴薬は、似た外観の別の点滴薬であった」、一般的な事例では、「キーを閉じ込めてしまう」というように、スリップとは分かっていることなのにエラーを発生させてしまうことと分類されている。

 ミステイク、スリップともに、収集・分析をよくし、対策には内容を良く理解した方法となるよう心がけたい。


 メタボリックシンドローム
H17.10月号

 食べ過ぎや運動不足による内臓脂肪の蓄積を伴う肥満を主因として、高血圧、高血糖、高脂血症などの生活習慣病をあわせ持つ状態。それぞれが軽度の以上であっても、放置していると動脈硬化や心筋梗塞により死を招く恐れが高い。

 40歳以上の3人に1人はこの状態に陥っているといわれている。
 
今年4月、日本独自の診断基準が策定された。
 ・診断基準 
内臓脂肪蓄積
ウエスト回り
男性 85cm以上 女性90cm以上
(内臓脂肪面積≧100㎡に相当

に加え、次の2項目以上に該当
中性脂肪150mg/dl 以上
または
HDLコレステロール(善玉Lコレステロール) 40mg/dl 未満
収縮期血圧 130mmHg 以上
または
拡張期血圧 85mmHg 以上
空腹時血糖値 110mg/dl 以上

メタボリックシンドロームと診断されたら、高カロリーや高脂肪の食事を控えるとともに、適度の運動に努め、まず生活習慣病を改善することが大切である。

 メディア・ユニバーサル・デザイン(MUD)
H24.9月号

 障がい者に対するバリアフリー化は徐々に進み、障がいを持つ人だけでなく、誰にとっても使いやすいデザインをユニバーサルデザインと呼ぶようになった。高齢者や色弱者、視覚障がい者、子どもにも見やすく分かりやすい文書や印刷物、看板などのことを「メディア」を頭に付けて、メディア・ユニバーサル・デザイン(MUD)と言う。
  情報社会が進展し、情報はますます重要になってきている。情報の87%は目から入ってくると言われている。しかし、デザイン、文字の大きさや書体、色使いなどに配慮されていない情報が多く、読み取れずに不便を感じている高齢者・障がい者(弱視等)・色覚障がい者が増えている。
  白内障や弱視などの人は、小さな文字は読みづらく、書体によってはつぶれたり、細い部分は見づらくなる。また、一般の人と色の感じ方が違う人には、色使いなどに配慮されていない情報伝達手段では、伝えたい情報が伝わらない場合がある。
  具体的には、フォントスタイルはゴシック体(明朝体やポップ体は見づらい)で、A4用紙なら12~16ポイント、強調する色は赤よりはオレンジ色がよく、二色を使うときは明度、寒暖色とも対比した色を選ぶのがよい。長文や略語、専門用語は避け、行間や文字間を詰めすぎないことに注意し、イラストはシンプルなものにするのがよいようだ。
  病院のなかにも貼り紙、看板表示などが溢れ、検査や治療のための説明書も増えている。利用する側に立ち、「デザイン」「文字の使い方」「色の使い方」などに様々な配慮や工夫を加えることで、誰もが分かりやすく、見やすい情報の提供を目指したいものである。

 メディカルモール
H16.11月号

 外来専用の複合医療施設のことで、入居しようとする開業医をターゲットに広告から医療機器・薬剤等の購入、医療事務等に至るまで診療以外の手続きなどを開業医に代わって民間事業者が包括的に行うものであり、医師の開業ニーズの高まりを反映して近年注目を浴びている。
 一口で言うと、開業医用スペースの集合ビルということになるが、メディカルモールが普通の集合ビルと違うのは、そこで開業している医院が協力して医療行為を行う体制にあるという所だ。更には、事務、検査機関も、独立した企業が入っており、各医院は、自前でそれらの人材を用意しなくても良いような仕組みになっている。つまり、各開業医が本来の医療行為にできるだけ専念できるシステムを提供しているビルだ。さらに、患者さんの立場に立つと、専門開業医に通院する感覚で総合外来的な医療行為をうけられるシステムが提供されている。 
 こうしたメディカルモールの施設数については不明だが、三井物産と三井不動産、検体検査大手のSRLが共同でメディカルモールの経営に参入しており、今後3年間で300以上の施設開設を計画しているようだ。

 メディカルラリー
H29.7月号
 メディカルラリーは、チェコ発祥で、救急医療に携わる医師、看護師、救急救命士など5人1組のチームを作って、主に病院前救護における知識、技術を競う競技会です。医療チームが出動指令に従って指定された場所へ出動し、特殊メイクを施した模擬患者を診察して、止血処置、人工呼吸、薬剤投与などの必要な処置を行います。限られた時間内にどれくらい的確に診断と治療を実施することができるかを競います。そして、その行為をそばに立ち会っている評価者が評価し、採点します。「真っ暗なヘリ墜落現場」や「100名規模の集団食中毒現場」などさまざまなシチュエーションが設定されています。このような実際の現場を再現したものをシナリオステーションと呼び、各チームはそのシナリオステーションを順番に回り、その総合得点で順位を競います。外傷、内因性疾患、心肺停止患者に対する心肺蘇生法、現場での安全確保の手順、トリアージなど多数傷病者への対応などが問われます。
 また、薬剤師や救急救命士以外の消防隊員を対象にしたもの、医療関係の学生を対象としたものや子どもメディカルラリーなどもあります。子どもたちには事前に心肺蘇生法、外傷の応急措置、119番通報の講義や演習を行い、その後、メディカルラリーを行います。心肺停止や事故現場に出くわした子どもたちが、自分たちの安全を確保しつつ、倒れたり、けがをした模擬患者の処置や、119番通報をどのように行うか、チームで事前に学習したことを活かして実践します。たった1日ですが、子どもたちの成長には目を見張るものがあります。

 メルトダウン((core)meltdown)
H23.6月号
 英語の((core)meltdown)は、国際原子力機関(IAEA)や米・原子力規制委員会(NRC)などの公式用語ではない。国際規格としてはISO 921の『炉心溶融(英語core melt)また、JIS Z4001:1999「原子力用語」に採用され、「炉心の冷却が十分におこなわれない状態が続くことによって、溶融に至ること」』とされている。
 
 炉心溶融とは、原子炉内の核燃料棒が過熱し、多くの燃料集合体が、もしくはさらに炉心を構成する制御棒なども含めて溶融すること。または、燃料被覆管の破れなどの炉心損傷により生じた破片状の燃料が、原子炉冷却材の冷却能力の喪失などにより高熱で融解すること。重大な場合は、放射性物質の外部への拡散を引き起こすこともある。

 東京電力は5月15日、原子力の圧力などのコンピューターのデータや作業員の聞き取り調査などに基づき、福島第1原子力発電所1号機で原子炉圧力容器の底に核燃料棒が解け落ちる炉心溶融(メルトダウン)が、地震発生から約5時間後から始まったとの推定結果を発表した。また、16時間後の3月12日午前6時50分には大部分の燃料が解け落ちたとみている。

 原子力発電の安全性については、これまで多くの学者や政府・電力会社から安全であるとの大合唱があった。今回の状況は「想定外」の一言で片付けられてよいものではなく、十分な検証を国民に知らしめることが求められている。

 モンスターペイシェント(Monster Patient)
H20.6月号
 モンスターペイシェントとは、医療従事者や医療機関に対して自己中心的で理不尽な要求、果ては暴言・暴力を繰り返す患者やその保護者等を意味する和製英語である。教育現場で教師に理不尽な要求をつきつける親を“怪物”にたとえて「モンスターペアレント」と呼ぶのと同様、医療現場でモラルに欠けた行動をとる患者をこのように呼ぶようになっている。

 医学・医療技術の進歩に伴い、様々な病気の治療法が見つかり、治療されている。しかしながらまだすべての病気を治癒させることができるわけではない。しかし、一般の人は、「病院に行けばすぐに治る」「薬を飲めばすぐに治る」という希望ないし過度の期待を抱きがちである。自分のイメージした治癒にならない場合に、病院や医療従事者に対して強い不満をぶつけたり、理不尽な要求を繰り返す患者が増え始め、社会問題化している。

 たとえば、治療がうまくいかないことに腹を立て、病室に入った女性看護師に理由も告げずに1人ずつほおを平手打ちする。午前中から具合が悪いのに「夜の方がすいているから」と夜間診療の時間帯に子供を連れてくる。「検査結果で異常がなかった」「医療費は高い」などの主張により、支払いを拒否する患者がいるという。

 このようなモンスターペイシェントの対処に追われ、精神的に疲れ果て、病院から去ってしまう医師・看護師などの医療従事者が増えており、医療崩壊の一因となっているという。
全ての病院が、同じ意志を持ち、毅然とした対応をする必要がある。